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創価仏壇情報ガイドは桜梅桃李.comが運営しています

【創価仏壇店長雑談】古い仏壇の処分、どうしてる? 使わなくなった念珠は? 創価学会員の「困った」に専門家がお答えします

皆さん、こんにちは。

茨城県古河市で創価学会仏壇の専門店「桜梅桃李.com」を営んでおります、店長の島です。

第90回YouTubeライブも、無事、皆様のおかげで終えることができました。いつもご視聴、そして温かいコメントをいただき、本当にありがとうございます。

これは、ライブ終了後の雑談です。

今週あった出来事や、ライブ中では話しきれなかったことなど、少し話が重複する部分もあるかもしれませんが、私の率直な気持ちを、できるだけリアルな言葉でお伝えしたいと思います。これからショールームで、完成したお仏壇の最終チェック作業をしますので、少しドリルの音などが入ってしまったら申し訳ありません。

これが私のリアルな姿ですので、その心境を汲み取っていただければ幸いです。

【ご来店いただく皆様へのお願い】

今週、大変ありがたいことに、静岡から出張の途中で当店に立ち寄ってくださった方がいらっしゃいました。ただ、事前にご連絡がなかったため、こちらも驚いてしまい、十分なご準備ができず大変心苦しく思いました。

もちろん、お立ち寄りいただけるのは本当に嬉しいのです。しかし、皆様の貴重な時間を使ってわざわざお越しいただくからには、そのご期待に120%お応えしたいというのが私の本音です。

事前にご予約をいただけますと、

  • 在庫の確認や、ご希望に沿った仏壇の準備
  • お客様のお悩みに対する資料の準備
  • お求めの情報を動画で撮影し、限定公開でお見せする準備

など、万全の態勢でお迎えすることができます。創価仏壇専門店として、皆様が抱えるお悩みや疑問を解決するお手伝いをすることが私の役割です。そのために、どうか事前の「ご予約」にご協力いただけますと幸いです。

【本題】古いお仏壇の処分、どう考えればいい?

さて、本題です。

4年前に現在の広い店舗に移転する前、旧店舗の時にお世話になったお客様が、最近お店を訪ねてくださいました。

その方からのご相談が、**「今ある大きいお仏壇を処分して、小さいものに買い替えたい」**というものでした。これは、近年全国の皆様から寄せられる、非常に多いご相談の一つです。

そのお客様が一番気にされていたのが、**「古いお仏壇を、行政の『粗大ごみ』として扱って良いものか」**という点でした。

これに対して、私はいつもこのようにお答えしています。

「結論から申し上げますと、大切なのは、ご自身の『心』がどう感じているか、です」

大前提として、お仏壇から御本尊様をご遷座(せんざ)した状態であれば、それは「物」になります。ですから、お住まいの地域の行政サービスで「粗大ごみ」として処分することは、全く問題ありません。

しかし、長年ご安置し、毎日お題目をあげてきたお仏壇を「ごみ」として処分することに、ご自身の気持ちが「それは忍びないな」「なんだか良くないな」と少しでも感じるのであれば、ぜひ当店のような専門店にご相談ください。私たちは、適切な作法に則って、皆様の想いと共に大切にお引き取り供養する仕組みを整えております。

逆に、「物は物だから」と割り切り、ご自身の気持ちにわだかまりがないのであれば、粗大ごみとして出すことも全く問題ありません。

この機会に、はっきりと明言させていただきます。

御本尊様がご安置されていないお仏壇の処分方法で、仏法上の「罰(ばち)」や「謗法(ほうぼう)」にあたることは一切ありません。 どうかご安心ください。

念珠や書籍など、その他の仏具・書籍の扱いは?

このお話は、古い聖教新聞や、使わなくなったお念珠、古い経本(きょうほん)などをどう処分したらよいか、というお悩みにも通じます。

これも結論は同じです。

「ご自身の良識に従って、ご自身が『それで良い』と納得できる方法であれば、それが正解です」

私たちの信仰は、形式に縛られるものではありません。古いお念珠や経本なども、感謝の気持ちを込めて、例えばご家庭で焼却処分をしても構いません。大切なのは、私たちの信心の心がどうあるか、です。

※ただし、御本尊様だけは全くの別です。

【最重要】御本尊様の取り扱いについて

ご両親が亡くなられたり、施設に入られたりして、ご自宅に残されたお仏壇をどうしたらよいかわからない、という方が本当に多くいらっしゃいます。

処分の際に最も重要なのは、**「お仏壇の中に、御本尊様がご安置されたままになっていないか」**を確認することです。

ここで、携帯できる御本尊様についても少し触れさせてください。

「お守り御本尊」と「携帯御本尊」という二つの呼び方がありますが、どちらも同じものであり、優劣はありません。呼び方の違いにこだわる必要は全くありませんので、その取り扱いの方を大切にしてください。

昔の金属ケースに入った巻物状の「お守り御本尊」は、構造上、開いて拝むためのものではありませんでした。ケースに入れたまま、そこにご本尊様がおわしますと心に深く期して、お題目を唱えるためのものです。

その後、海外渡航の際に金属探知機に反応しないよう、プラスチック製の「携帯御本尊」が登場しました。もし長年の使用でケースの蓋が壊れてしまった場合も、ご自身で接着剤などで修理して使って全く問題ありませんし、罰などありません。どうしても気になるようでしたら、ご自身の所属する組織の先輩に相談し、交換していただけるかなど、現状をお話ししてみてはいかがでしょうか。

本当の「謗法」とは?~信心の確信を深める~

お話してきたように、お仏壇や仏具の処分などで、私たちの側に「この信心を軽んじよう」「法を破ろう」という気持ちがない限り、それが「謗法」になったり、「罰」が当たったりすることは絶対にありません。

大聖人が仰せの「謗法」とは、正法を誹謗(ひぼう)することです。

真剣に信心に励み、広宣流布のために生きる学会員や、その集いである創価学会、そして南無妙法蓮華経の法そのものを、悪意をもって攻撃してくる、いわゆる「アンチ」の人々の行為が「謗法」にあたります。

私たち純粋な学会員が、信心の実践の中で何かを間違えてしまったり、失敗してしまったりすることは、謗法とは全く次元が違います。

もともと、この仏法は全てを良い方向に転換していける「円満円融(えんまんえんゆう)」の力を持っています。失敗や困難さえも、信心を深めるバネにしていける、その心の強さ、境涯の大きさを磨いていくのが私たちの仏道修行です。

自分の考えだけに固執せず、仏法を根幹として、それぞれの場所で「桜梅桃李」の自分らしい花を咲かせていけるように。

自他共の幸福のために、謙虚に、求道心をもって、生涯、この信心を学び続けていきたいですね。私も、皆様と共にその王道を歩んでまいりたいと思っております。

本日は最後までご清聴、誠にありがとうございました。

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