おはようございます。今日も一日、お元気でお過ごしでしょうか。
人間関係や社会生活の中で、「自分らしくいること」の難しさを感じることはありませんか？ 周囲に合わせようとするあまり、本当の気持ちを抑え込み、いつしか自分らしさを見失ってしまう…。そんな悩みを抱えているのは、あなただけではありません。
今朝、私も勤行・唱題に励む中で、日蓮大聖人の御書にある「桜梅桃李」の教えが心に浮かび、ハッとさせられました。この仏法の智慧は、きっとあなたの心を軽くし、明日への希望を灯してくれるはずです。
自分を偽る苦しみと「桜梅桃李」の教え
私たちはつい、人に良く思われようと自分を飾ったり、意見を無理に合わせたりしてしまいがちです。しかし、そうした行動は、一時的にはその場を乗り越えられても、長期的には心をすり減らし、「自分らしさ」を失う原因になりかねません。
日蓮大聖人は御書の中で、桜は桜のまま、梅は梅のまま、桃は桃のまま、李は李のまま、それぞれの個性を変えることなく、本来の姿で尊い仏の生命を現していくと教えられています（「桜梅桃李の当体を改めずして」）。
つまり、あなたはあなたのまま、私は私のまま、その人ならではの個性や特性を無理に変える必要はないのです。むしろ、その「ありのままの姿」こそが、最も尊く、輝かしいのだと仏法は説いています。
「唱題」が引き出す、あなたの内なる力
では、どうすれば「ありのままの自分」に自信を持ち、輝かせていくことができるのでしょうか。その鍵こそが、私たちが日々実践している「南無妙法蓮華経」の唱題です。
格好つけたり、背伸びしたりする必要はありません。今のあなたのまま、悩みを抱えたまま、ただひたすらに御本尊に向かい題目を唱えていく。その真剣な一念によって、自身の内なる仏の生命（仏性）が湧き現れてきます。
それは、自分自身を根本から変革し、どんな困難にも負けない智慧と勇気、そして生命力を引き出す源泉なのです。
共に励まし、共に「自分らしく」輝く道へ
このブログを通じて、私はあなたに寄り添い、共に仏法を学び、実践していきたいと心から願っています。
「ありのままの自分でいいんだ」という安心感と、「自分も変われるんだ」という希望を胸に、一緒に題目に挑戦してみませんか？
一人ひとりが自分らしく輝く時、その光は必ず周囲をも照らし、励ましの輪は大きく広がっていきます。私もまた、日々の体験を通して、この仏法の確信を皆様にお伝えできるよう、真剣に祈り、実践を重ねてまいります。
今日という一日が、あなたにとって「自分らしさ」を取り戻す、新たな出発点となることを心からお祈りしています。
